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今回ご案内したものは次のような素材や壱岐郷土料理です!
購入可能なものはリンクをはっています♪



【食前酒】壱岐の麦焼酎

壱岐の島は「麦焼酎発祥の地」です。      
18世紀の終わり頃には刀傷等の医療用としての焼酎は各酒屋に常備されていたと推定されます。明治に入ってから自家用酒として製造されていたのが、その後酒税法の制定に伴い製造が免許制となり、営業用として製造されるようになりました。400年以上に上る製造は大麦3分の2、米3分の1の割合で醸造した本格焼酎。島には7つの酒蔵があり、昔ながらの伝統を守り続けています。
今回の焼酎は壱岐焼酎協業組合さんの『壱岐っ娘』、花酵母『なでしこ』『太祖』をご案内しました。




「壱岐っ娘」のラベルは壱岐出身の
イラストレーター長岡秀星さんのもの
【先付】壱岐牛の肉団子

「壱岐牛」と聞いてもピンと来る人は少ないかもしれません。実は神戸牛や松阪牛など全国銘柄牛の元牛になっているほど、その肉質の良さには定評がある、第一級濃くない黒毛和牛のブランドなのです。なぜそれほど良質なのかというと、それは壱岐の気候。牛にストレスを与えることのない豊かな自然環境、島特有の潮風が飼料となる牧草に適度なミネラルを与えることで牛が健康に育ち、柔らかな霜降りの肉質が生まれるのです。今回は肉の味を直に感じて頂きたく、壱岐ニンニクと塩だけの味付けにしました。





壱岐牛の散歩風景。

【先付】ぬた

「ぬた」とは東京で酢味噌のことを言います。 九州人、とりわけ壱岐人はこの「ぬた」が大好きです。 西日本新聞社『九州 宝御膳』で九州は「甘さの文化」だと書かれていましたが、 刺身にもぬたをタップリかけます。 東日本で「刺身+甘調味料」ってちょっと奇異ですよね。 ですが、東京の人が言う「酢味噌」と壱岐人のいう「ぬた」は少々違います。 酢味噌の方が濃度が味噌が濃ゆくて甘みが強い気がします。ぬたはもっと酢が利いててサラリとしています。 それが刺身で食べやすいか和え衣になるかの違いかなと。 ぬた好きな壱岐の人は「ぬた」も色々工夫します。 春は木の芽のぬた、夏は梅のぬた、冬は柚子のぬた等々。。。 四季折々の「ぬた」を楽しみます。



九州全県の郷土料理が再現されている。
【前菜】壱岐のイカ

長崎は壱岐の島はイカの島です。一年を通してイカが水揚げされています。剣先イカが4〜8月、水イカ(アオリイカ)が9〜11月、スルメイカが11〜3月。ここ壱岐には『壱岐剣』という日本一のブランドイカがあります。東京ではイカは安く庶民的なイメージがありますが、壱岐ではイカは高級魚であり、値段を見てもその崇拝度と扱い方がまるで違うことがわかります。
今回食して頂いたササイカの雌は20cm前後で小ぶり。雄は30〜40cmともう少し大きいです。剣先イカとよく似ていますが、こちらヤリイカです。体が極めて細長く、剣先より腕が弱々しいのが特徴です。




これは水イカ。海の中では透明、釣れたてはこのように真っ黒、して段々白っぽくなってくるのです。
【前菜】およごし

これぞまさに壱岐の伝統的&家庭的な郷土料理です。東京でいう「白和え」です。 んが、ひと味も二味も違います。壱州豆腐をすり鉢でよぉ〜っく擦りに擦り、 味噌と薄口醤油、隠し味にゆべし(柚味噌)、擦りゴマを入れます。これが和え衣。 具は…壱岐ならではの「イカ」を入れると好まれます。沸騰した湯にまずに イカを入れ、その湯で旬の野菜を茹でていきます。 具の水気を切って、手で野菜が和え衣に馴染むように混ぜたものが「およごし」です。 とてもクリミィな舌触りの和え衣になります。とはいえ、「およごし」は各家庭の味 なのでコレ!という決まりはないです。野菜も余り物で良かとです。 .

 


【前菜】壱州豆腐

壱岐のお豆腐は、一丁が両の手のひらにようやく載るほどの大きなものです。またその固さは、普通の京豆腐に食べなれた方には、びっくりするほどのものです。しかしこれが揚げ豆腐や朝食にぴったりなのです。
おかずになる豆腐それが壱州豆腐です!ちなみに司馬遼太郎先生の「街道を行く」壱岐/対馬編では、この固さが大陸ゆずりのもので、とても美味と絶賛されてます。



1丁が1kg!10cm角のBIGサイズ!
【メイン】壱岐の鮟鱇

鮟鱇は茨城か北海道というイメージが強いですが、壱岐にも鮟鱇は上がります。鮟鱇の七つ道具をご存じですか?柳(身肉、ほほ肉)、水袋(胃)、肝(肝臓)、ぬの(卵巣)、皮、トモ(ヒレ)。エラも美味しく食べれるのですよ!
ただ卵巣は鍋に入れすぎると粘りが出すぎて、壱岐の人はあんまり好みません。「東のアンコウ」「西のふぐ」と呼ばれ、とくに関東方面で人気の高い魚ですね。醤油や味噌ベースが一般的ですが、壱岐ではやはり橙ポン酢でいただきます☆

鮟鱇の卵!不気味ぃ!幅25cm、
体長約2mまるでフンドシたーな!
【その他】壱岐流ポン酢

東京ではユズとかカボス、レモン等が酸味や香り付けに一般的ですが、壱岐ではポン酢に入れる柑橘は橙が一般的です。大きいものでも直径8cmくらい。種が多いのが難点ですが、その尖りのない、ひたむきな純粋具合が宜しく、ポン酢にしても素材を上手に引き立てる名脇役だなと感心します。なんちゅーますか、「出しゃばらないのにしっかり」壱岐の人々の生活にも橙は欠かせません。
庭の火の神様(昔は庭で竈を炊いて作業をしたそうです)に正月奉納した橙を、14日過ぎたら台所のガス台横上にネットで吊しておくと火除けになると言い伝えられていています。




正月飾りも東京じゃミカンですが、壱岐は橙です。神様へのお供えも橙。

【お土産】壱岐煎餅

40年ほど前お嫁に来た当初から作っていらっしゃる山内さんの壱岐煎餅です。メリケン粉、じゅうそう、みそ、砂糖だけを使い、昔ながらの製法で作り続ける
壱岐の味です。何十キロもある手動の焼き機を一日500回以上休むことなく回し続けます。一度席をたつと流れが変わってしまい、焼き機に入れたせんべいがこげてしまうのです。全てがスピードを要求される作業ですが、山内さんは苦を感じさせない表情でした。長いときを経てつちかった匠としての静かな雄大さを感じさせる煎餅なのです。




年季の入った煎餅焼き機