【先付】ガゼ味噌
島に山百合の咲く春に、玄海灘の荒磯で採れたバフンウニを殻ごと茹で、内臓をまるごと生味噌とすり混ぜます。壱岐の島の手前味噌は、海の匂いのする佳い肴です。春の磯潜りで、私が一番楽しみにしていたのがこの「ガゼ味噌」作りです!3月末〜6月までのガゼウニは、身がギュッと詰まり美しい橙色をしています。
壱岐では秋ナスではなく「ガゼ味噌は嫁に食わすな」なんて言います。日頃遠慮している嫁も、つい大飯を食らってしまうからと言われています。ついつい酒もすすむガゼ味噌は、磯の口開け時期に、「がぜうに」と島の味噌を混ぜて、各家で作るなめ味噌です。内臓やガゼ棘の小片ごとすり鉢ですっていきます。一見豪快ですが、この棘が口でガリッと残らないまですり鉢で刷り続けるのは根気と思いがかなり必要です!今回のガゼ味噌はakk^o^が磯でとった味噌を、一日がかりですり鉢した味噌です。
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ガゼ味噌の原料となるバフンウニ。島には大きなガゼがたくさんコロコロ岩陰にいます。
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